家族で旅に出る。旅に出ることで学ぶこと、貴重な経験や体験、そういったことを全て含めて「旅育」と言われているが、では実際に旅は子どもや家族にどんな影響を与えているのだろう? 数々のTV番組に出演し、「尾木ママ」の愛称で子どもからお年寄りまで幅広く親しまれている教育評論家・尾木直樹さんに「旅育」について語ってもらった。

Q. 「旅育」について、尾木ママならではの見解を教えてください。

時間、空間、全てが、日常から離れた異次元の体験を出来るのが旅ですよね。
しかもそれを家族で一緒に体験できるのが、家族旅行の魅力です。
そこから生まれることはたくさんあります。
例えば、バスに乗り遅れてしまったとして、そこでパパがキビキビと対応して大活躍する姿を見て感動したり、意外なことに子どもがスマホを駆使して助けてくれたり。そういった体験を家族で共有し、親子それぞれが様々な発見をし感動できるのは、非日常的な時間と空間だからこそ。それが旅の醍醐味ですよね。また、その土地の歴史や文化、伝統、地理、気候なども家族一緒に新鮮に体験できる。そういったことを全てひっくるめて、「旅育」と言えるのだと思います。

大人にとっても、子どもにとっても、旅先で過ごすことで何かしら新しい発見が必ずあるはず。旅という異空間によって、親子それぞれが成長できるという家族旅行の効果は、私は間違いなくあると実感しています。そして、その体験によって、家族の絆もまた強まっていきます。
私自身もよく家族で旅行にいきましたし、今はお孫ちゃんを連れて家族みんなで旅に出かけますよ。

Q. 海外と日本、旅への関わり方や過ごし方の違いとは?

これは、そもそもまず、日本と海外で「親子」の関わり方が全く違うんです。その違いが、旅先での過ごし方にもそのまま現れますよね。
欧米などでは、普段から子どもと親それぞれが「個」として生活しています。親子であってもそれぞれが個の人間として、関係を築き育んでいくんです。良くも悪くも、日本は協調性や一体感を重んじる文化があるゆえに、「個」を尊重しにくい社会になってしまっている面もあります。
とくに家族関係においては、お互いの距離感も取りづらく、常に一緒に過ごすことを望む風潮があります。
もちろん、どちらが良い悪いというわけではありませんし、家族で共に過ごす時間は必要です。
ただ、子どもと親が適切な距離感をとることは、子どもの成長や自立のためにも大切。とくに思春期は「親離れ」「子離れ」がうまくできるかが自立に向けてのカギになりますが、親子が距離感をうまくとれず密着しがちというのが最近の日本の特徴なんです。
親離れ、子離れ、自立。それらは、親子それぞれが「個」としてきちんと立っているからこそ出来ること。その部分が日本はまだまだ遅れていて、弱い部分なんですね。

また、欧米ではバカンスなどの長期休暇を大切にして、大人もきちんと休みをとる文化があります。それに比べて日本は、昨今は働き方改革も進められ働く環境の改善も進んでいますが、日常的に残業で父親の帰宅が遅かったり、有給休暇や長期の休みがとりづらかったりと、家族で過ごす時間を確保できる環境整備は遅れている傾向にあります。
そういった休み方や家族のあり方の違いによって、当然旅に求めるものも違ってきますから、旅先での過ごし方も全く違うものになっていくのです。

旅先でも家族が常に一緒に過ごしたいと望む日本人と、それぞれが好きなことをして好きに時間を過ごせばいいという考えの欧米人。
それぞれの過ごし方の違いは説明されるよりも、実際に見て体験すれば一目瞭然。「子どもを預けてもいいんだ!」「子どもとは別の楽しみを親が持っても良い」など、実際に日本以外の方々の旅先の過ごし方や楽しみ方を身近で見ることで体感し、異文化を学ぶことが出来ると思います。
そうすることで、親子の距離感や接し方に新しい視点が加わるかもしれませんね。
その気づきの場所に、クラブメッドはピッタリだと思いますよ。

第2回は、具体的に日本人と他国は旅先での過ごし方がどう違うのか。そして、その違いをぐっと体感することが出来るクラブメッドの魅力に迫ります。

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